塾長 一柳の想い
激動の時代、混迷を極める政治・経済・社会環境の最中にあって21世紀の日本経済が持続的成長と発展を遂げていくためには時代の変化を的確に先読みし、自らを変革し、スピーディーに対応していくことが不可欠です。 そして、リーダーは常に学び、挑戦し、勇気と元気と知恵をもって、不断の努力をし続ける存在でなければなりません。今日の産業界を鑑みるに、真の経営者たりうる人材が不足しているという現状も懸念されています。 今、日本が世界の変化について行けず世界の視野から沈んでいくことに対し、自分は強い危機感を抱いています。
IoTやビッグデータ、AIやロボットといったイノベーションが急速に起こる中で、人口問題やエネルギー・環境問題等のパラダイム変化だけでなく、グローバルで予期できないことがたびたび起こる環境下に我々は置かれています。 こうした混沌の時代となっている今こそ、我々は新しい日本を創る気概で、日本経済活性化の為に頑張らなければなりません。
こうした状況において、世界から尊敬される日本、若い世代が将来に希望を持って頑張る日本にするために、我々シニア世代は、次代を担うリーダー達を育て、彼らが情熱と志を持って経営に取り組み、事業を通じて、社会へ貢献して行く環境づくりを、汗と知恵を出して応援していくという「未来に対する責務」を抱えています。 この責務を果たすため、「立派な経営者を育てたい」という思いと情熱を共有する、私の尊敬する人生の先輩や仲間とともに、一流塾を立ち上げ、勇気をもって、取り組んでおります。
改革の礎を成すのは人です。
志、夢、チャレンジ精神をもった「起業家」、先達の伝統を引き継ぎ次代を担う創業者の二世・三世等の「後継者」、そして、日の丸を背負い世界市場で戦う大企業の「トップマネジメント」こそが、日本の将来を担う現代の「サムライ」であると確信しており、当塾はこれらの「サムライ」達で構成しています。
塾生にはリーダーとして組織を牽引するために必要な「人間力」、社会に責任をもつ企業市民として持つべき「公の精神」、部分的な損得に惑わされない「全体最適対応力」、世界市場でグローバルプレヤーと伍していく為に必要な「グローバルな視点」、そして「“多長本動”(多面的、長期的、本質的、動態的)のモノの見方・考え方」を涵養する機会を提供し、ここから真の経営者に足りうる人材を輩出する役割を当塾は担っていると自負しています。 座学だけにとどまらず、政・官・財等の「ホンモノ」を持っている最高峰の講師陣との人間的接触を通じて、生の経営哲学や人生訓を体感し、大局観を養い、自己改革へと繋げ、もって、国際社会の一員として、活躍、飛翔を遂げられる人材を育成していきたいと考えています。
当塾も開塾して15年が経過し、節目となる第10期の開塾式には、安倍総理や小池東京都知事にも駆けつけていただき、激励をいただくとともに、一流塾のさらなる発展へのご期待をお伝えいただきました。
また、ある経営者が書かれた本の中では、「日本を代表する三つの私塾」の一つとして一流塾が紹介されるなど、一流塾は周囲の評判が高まり、参集する塾生のレベルアップが図られ、社会的な存在価値も増してきています。
将来の不確実性が増している中で、決断を求められる経営者にとって不可欠な、「ホンモノ」をもつ人達の信頼できるネットワークを構築する「場」として、当塾が皆さんの卒業後もその役割を発揮するよう更に努力して参ります。