一流塾(第16期)第7回が行われました
2023.11.20 更新
第7回 2023年11月16日(木)
第7回の一流塾では、講師に大西洋氏(日本空港ビルデング㈱ 代表取締役副社長執行役員、㈱羽田未来総合研究所 代表取締役社長執行役員、元㈱三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長)と北村滋氏
(北村エコノミックセキュリティ合同会社、前国家安全保障局長)を、懇親会の特別ゲストには野田聖子氏(衆議院議員、自由民主党 情報通信戦略調査会長、元内閣府特命担当大臣、元女性活躍担当大臣、こども政策担当大臣)をお迎えしました。また懇親会には、一流塾特別顧問の斉藤惇氏(㈱KKRジャパン会長、前(一社)日本野球機構会長日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー、元㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO)と一流塾顧問の八木洋介氏(㈱people first 代表取締役)もご出席頂きました。
第1部では、『一人の妄想が、新しい価値を創造する』と題して大西氏が講義を行いました。冒頭では、伊勢丹入社時から社長退任までの乗り越えたものと培われた人間力を語っていただき、経営者として変革を担える人材の育成や、事業ポートフォリオの見直しの重要性など長期的な視点でのとらえ方の重要性をお話しいただきました。塾生からは、「大西先生は、常に現場で起こっていることを大事にされていると思いました。伊勢丹時代からのリアルなお話はまさに本物で引き込まれました。」、「大西先生のお人柄の良さが十二分に伝わってまいりました。一人の妄想が世界を変えるかもしれないことを常に意識してゆきたいと思います。」といった感想が寄せられました。
第2部では、『経済安全保障の現段階』と題して北村氏が講義を行いました。安全保障が経済、技術分野に拡大しつつある状況をお話しくださり、国力は、外交、インテリジェンス、軍事、経済、技術であり、インテリジェンスを日本では強化しなければならないとご説明くださいました。塾生からは、「今年ほど安全保障について考えさせられる年はない。台湾有事が起こらないことを当然願うが、起こる前提で準備を進めておくことが重要だと感じた。」、「国家安全保障というレイヤーの話は一流塾の機会でなければ触れる事はありませんでした。視野が広がる良い機会でした。」などの感想が寄せられました。
懇親会では、一柳塾長による開会の挨拶と乾杯の後、特別ゲストの野田氏から『野田聖子のつくりかた』と題して卓話を頂きました。野田氏は自身が設立に尽力された、こども政策に関する機能を一本化するための「こども家庭庁」について少子化が日本の一番の課題であることともに、子供が減少している様々な原因、こどもに対する政策は国力に繋がる最も重大な課題であることを、分かりやすくお話しくださいました。塾生からも「小職も子育て世代ですが、これまで、こども家庭庁にあまり馴染みがございませんでした。今回、講演を聞くことができ、こども家庭庁の目的と役割や産まれてからではなく、その前から国として子供を守るということが、足りないといことと野田先生が、政治生命をかけて取り組んでいる思いが伝わりました。」、「自ら”あるべき姿・未来”を描き、強い信念を持って改革を実行へ伴いながら進めていらっしゃるトップリーダーであり、その行動や発信力、伝達力によるリーダーシップは大きな学びとなりました。そのように大きな未来・理想を描く一方で、懇親会の席では我々の意見を尋ねてくるなど、現代の状況を明確に捉えていくこともごく自然にしており、広い視野をお持ちの政治家であると感じました。」など意見があがりました。
卓話の後、特別顧問の斉藤氏、顧問の八木氏より塾生への激励を交えたお言葉を頂戴し、塾生からは、「斉藤先生、八木先生とも生成AIの話題に触れ、その期待と共存・共栄の方向性を深く理解しました。ベルカーブの両極にある意見や事象、考えをいかに見逃さず活用するか、その着眼点が大事であるか、ということを実感しました。この考えは前段の大西先生からのお話しとも重なっているとも感じ、当日いただいた講義内容が線でつながりました。」、「斉藤先生と八木先生が共通されて『具体と抽象』のお話しをされており、その具体を広げる方法が生成AIと実際の体験から基づく経験(言語化)の両方大切だよというメッセージだと勝手に解釈いたしました。どんどん会社でも生成AIを活用し、業務効率化だけではなく価値創造にも利用用途をひろげていきます。」という声があがっていました。また、一流塾卒塾生の組織「一流塾士会」から幹事の内村氏(日比谷晴海通り法律事務所10期生)も駆けつけてくださり、卒塾生特別聴講へ参加の伊津氏(㈱イズマサ)立花氏(SANGO㈱)も加わり大変盛り上がりました
【質疑応答風景】 【立花氏と伊津氏】 【懇親会風景】 【懇親会風景】
懇親会後、少人数で開催した塾生有志による塾長を囲む放談会では、ゲストをお迎えして議論が盛り上がり、ゲスト・塾生の交流はタイムリミット迄つづきました。
【事務局長コメント】
第16期一流塾第7回は前日の講師の先生の変更などがあり懇親会を30分長く行うなど、いつもとは異なるタイムスケジュールとなりましたが、塾生たちも非常に積極的で、講義後では、次々と質問が飛び出し、懇親会で引き続きの質問を行うなど、貪欲な姿勢が見られました。
懇親会では、衆議院議員の野田聖子先生がご登壇され、塾生と歓談くださり、卒塾生も多数参加して大変盛り上がりました。
放談会も、元財務大臣の城島先生をゲストにお迎えし塾生も大興奮で、一柳節も健在でした。次回の例会は、年明けの1月となりますが、その前に、12月には、現役生と多数卒塾生生が参加する合同忘年会です。
皆様、楽しみにしてご参加ください。