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一流塾(第15期)第6回が行われました

2022.10.13 更新

第6回 2022年10月12日(水)

  第6回の一流塾は、講師に三枝 匡氏(㈱ミスミグループ本社 名誉会長・第2期創業者)をお迎えしました。講義は、『強い経営者人材と企業変革パワー』と題して、三枝氏お一人にご担当いただきました。

【講師 三枝氏】

 前半では、経営者に求められる「フレームワーク」について講義いただきました。この中では、三枝氏の不振事業再生のご経験から、強い企業には必ずこの沢山の「フレームワーク」を持った強いリーダーがいることをご紹介いただき、「フレームワーク」の引き出しが多いほど成功へ近づくことを具体的に分かりやすくご説明いただきました。また、「フレームワーク」について、ご自身が経験した変革の事例などを用いてご説明いただきました。

 後半では、「変革を成し遂げる智と力」と題して、著書である「V字回復の経営」の主人公黒岩莞太を読み解きながら極めて厳しい業績が続く状況を打開し、厳しい市場環境の中でも業績を回復できるよう組織を変革するための取り組みについて順序だててお話しいただきました。

【講義風景】

 そして、リーダー自ら「変革の死の谷」を経験することで変革の原動力が生まれるとし塾生に向けて「死の谷を経験したことがありますか」と問いかけられました。三枝氏からは、自ら失敗を恐れず「取りに行く」行動が重要で、打開のカギを握る者は自分であり、海外企業家に負けない経営リテラシーが必要という自らが導きだされたお考えをお話いただき、経営リテラシーである「論理」に支えられた経営を行い、そこに「情」を添えることが強いリーダーの道であるとの言葉で塾生を激励されました。

【一柳塾長】

 講義の後には、一柳塾長が進行役となり、三枝氏と塾生とのディスカッションが行われました。塾生からは、変革を推進するための具体的なポイントや課題、三枝氏のご経験などについて、多数の質問があがりました。三枝氏からは、ご自身のお考えに加え、問題の本質を問い直しながら塾生の理解を深めるよう促され、活発なディスカッションとなりました。

 塾生からは、「三枝先生の圧倒的な熱意に感動しました。 ビジネスに対する貪欲さ、責任感がとても勉強になりました。 今日から私も三枝先生の真似をして、沢山のフレームワークをつくり励みます!!。」や、「深いご経験から紡ぎだされた言葉は、一言ひと言が大変重く、自身の覚悟の甘さを問われているように感じられました。 また、お話や本の中にあった改革前の会社の状況は自社の状況に似ていることも多く、応用出来そうなフレームワークを考え実行したいと思います。」といった声があがりました。

 懇親会後、少人数で開催した塾生有志による塾長を囲む放談会では、特別ゲストとして三枝氏もご参加くださり、塾長、塾生と裃脱いだ交流を行いました。

 なお今回塾生は、三枝氏の下記の必読書を事前学習し、事前課題レポートを提出して講義に臨みました。

【事務局長コメント】 
 今回の講義は、事前課題があり、三枝先生お一人で6時間の講義となりました。今年も、塾生との対話を重視した熱のこもった講義に塾生も真剣に講義に聞き入り、ディスカッションも活発に行われました。そして、な、なんと講義終了後の有志による二次会「塾長を囲む放談会」に三枝先生も飛び入り参加してくださり、塾生とお酒を飲みながら楽しく会話され講義では見られない三枝先生の穏やかな一面を垣間見ることが出来て塾生も感激でした。

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