一流塾(第15期)第5回が行われました
2022.09.15 更新
第5回 2022年9月14日(水)
第5回の一流塾も、前回同様全員にはPCR検査又は抗原検査を実施し、会場参加とオンライン参加を併用した形での開催となりました。講師には八木洋介氏(一流塾顧問 ㈱People first代表取締役、元LIXILグループ執行役副社長)と、大山健太郎氏(アイリスグループ会長、アイリスオーヤマ㈱ 代表取締役会長)を、懇親会の特別ゲストには武田信二氏(㈱TBSホールディングス 取締役会長)をお迎えしました。また懇親会には、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所 顧問、東洋大学総長)と同じく特別顧問の斉藤惇氏((一社)日本野球機構会長日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー、㈱KKRジャパン KKR Global Instituteシニアフェロー、前㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO)、八木洋介氏、大山健太郎氏も講義から引き続きご出席いただきました。
第1部では、『人で勝つ~リーダーになる~』と題して八木氏が講義を行いました。冒頭、日本の労働生産性の低下など問題点をご説明いただき、本物のリーダーになるために自ら納得した自分らしさと、志=軸=価値観を持つことが、リーダーとして必須であり、グローバルな場では「ただのいいやつ」ではだめで、「強くいいやつ」にならなくてはならないとお話しされ、リーダーの役割をキーワードに沿って丁寧にかつ明確にご説明してくださいました。講義の最後には「世界で勝つために最高の努力をしていってほしい、変革は簡単だ」と塾生を鼓舞されました。塾生からは、「毎回シャープなお話に感銘を受けていますが、今回は長時間講話いただけて本当に嬉しかったです。」、「 世界との競争に勝つためにということを常に意識して、物事に取り組んでいきたいと思います。」などの声が上がりました。
第2部では、『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』と題して大山氏が講義を行いました。冒頭、オイルショックの経験から「永遠に継続すること」、「倒産しない経営」を企業理念とし、マーケットインを経て、生活者目線のユーザーイン経営へ常に視点を変えて業態を転換してきた過程をご説明いただきました。そして「どんな環境に対しても利益の出せる経営を目指す」という経営方針のもと、生産性を高め競争力のあるモノづくり、常に新しい市場の創造など具体的な例を挙げながらご説明くださいました。塾生からは「創業者ならではの苦難を乗り越えた本物の経営哲学に感銘を受けました。」、「最終消費者の視点を意識し、市場の原理に逆らわず経営する姿に教科書的ではないが、納得する点が多々あり、新鮮な気持ちで拝聴しました。」などの意見が上りました。
懇親会では、一柳塾長による開会の挨拶ならびに、福川氏による乾杯の後、特別ゲストの武田氏から『メディアビッグバンとテレビの未来』と題して卓話を頂きました。武田氏からは、日本人のライフスタイルの変化からメディア業界の大きな環境変化についてご紹介頂き、そのうえで新たな挑戦、あらたな価値創造を常に考えメディア事業からコンテンツ企業へ進んでいく戦略など普段私たちがなかなか聞けないお話を軽妙な語り口でわかりやすくお話しくださり、塾生からも「実情を正直にお話しいただき切迫感が伝わってきました。 テレビ業界は厳しい状況が続いておりますが、それでも現状を打破する取り組みをお聞かせいただき、前向きにとらえることができました。」などの感想が寄せられました。
卓話の後、特別顧問の斉藤氏と同じく特別顧問の福川氏から塾生に向けて時勢を踏まえた迫力あるお言葉を頂戴し、その後は各班に先生が分かれ塾生と懇親を行っていただきました。塾生も先生方の貴重なお話を聞こうと身を乗り出して沢山の質問をしていました。
懇親会後、少人数で開催した塾生有志による塾長を囲む放談会では、密を避けながらも塾長と裃脱いだ交流を行いました。
【事務局長コメント】
9月の一流塾は7月の合宿以来、久々に塾長と塾生がご対面、塾長の勢いのあるお話を聞く塾生の姿もなんだか背筋がピーンとなっているように感じがしました。今回も素晴らしい講師、ゲスト、顧問の先生方の一流塾でしか聞くことのできないお話に塾生も感激していました。事務局は久しぶりの塾の開催に、ハラハラドキドキの連続でしたが、塾生の笑顔に癒されています。