一流塾(第15期)第3回が行われました
2022.06.16 更新
第3回 2022年6月14日 (火)
第3回の一流塾では、講師に大西洋氏(日本空港ビルデング㈱ 取締役副社長、㈱羽田未来総合研究所 代表取締役社長執行役員、元㈱三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長)と冨田哲郎氏(東日本旅客鉄道㈱ 取締役会長)を、懇親会の特別ゲストには小池百合子氏(東京都知事 元衆議院議員、元環境大臣・防衛大臣)をお迎えしました。また懇親会には、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所 顧問、東洋大学総長)と同じく特別顧問の斉藤惇氏((一社)日本野球機構会長日本プロフェッショナル野球組織コミッショナー、㈱KKRジャパン KKR Global Instituteシニアフェロー、前㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO)と一流塾顧問の八木洋介氏(㈱people first 代表取締役)もご出席いただきました。
第1部では、大西氏より、『将来の顧客を見極める経営』と題して講義をいただきました。
冒頭では「日本の将来をどう描くか」を塾生に問いながら、日本が将来に向けて何をしていったら良いのか」をお話しされ、伊勢丹入社時から社長退任までの乗り越えたものと培われた人間力を語っていただき、「経営者として大切なことは人材とマーケティングであり、強い現場力が必要で、そこからイノベーションが生みだされていく」とお示しくださいました。『多様性の時代だからこそ、経営者としてのアート(自己表現)が大切で、クオリティーの高い意思決定をするためにトップの感性が不可欠であり、経営者として現状の延長線にない「ミライ」を見極め判断していく、そのためには古い経済モデルや働き方から脱却し、個人も組織に埋没しないように変わることが大切』とのお話を頂きました。
塾生からは、『百貨店時代のお話から今に至るまで、メディアから得る情報とご本人から直接お伺いした内容とでは、感じ方が全く違いました。また、懇親会で直接お話させていただくことにより、丁寧かつ誠実な受け答えをされるお人柄に触れる貴重な経験をさせていただきました。』等の感想がありました。
第2部では、『ポストコロナ時代の鉄道経営』と題して冨田氏より講義をいただきました。講義では、コロナ禍で直面した困難な中での、新たな成長戦略における挑戦についてお話しくださいました。鉄道業務と他部門との連携での新たなサービスや、社員の工夫による商品企画などニーズに応じたサービスへのシフトや、社員のエンゲージメントの向上など、急激な変化に対応するにはトップダウンとボトムアップの融合が必要、と熱く語られました。数々の困難を乗り越えられた自らのご経験をふまえ、「ポストコロナ時代には企業自身も絶えず変化を続けることが必要で、自ら考え挑戦し、変化に対応していってほしい。」と述べられました。
塾生からは、『JRのような巨大な組織でも、まずは「安全」であるとのお考えに感銘を受けました。
また押し付けては無く自発的な活動を進められている事例をお聞きし、自分の会社にどう展開していけるかを今後考えていく上でとても参考になりました。我々もボトムアップを計れるよう精進いたします。社員の多くの方々が組合を脱退されている実体を知らなかったので、経緯含め勉強できて良かったです。』といった感想が寄せられました。
懇親会では、一柳塾長による開会の挨拶ならびに福川先生の乾杯の後、特別ゲストの小池氏より『東京大改革』と題して卓話をいただきました。現在の東京都のコロナの医療体制や、東京都の改革とし子育て世帯、女性の就業率、東京の防災力、エネルギー問題など日本の中心としての東京都の取り組みを分かりやすくご説明頂きました。小池氏は急用のため、質問時間がとれなかったのが残念でした。塾生からも『キャスター、国会議員、都知事を経験されただけあり、講話の仕方、例えば、言葉の選び方、紡ぎ方、表情など、人を惹きつける上手さを垣間見ました。
知事としての取り組みはコロナ、その他の政策など幅広く、優先順位を付けていると思うが、やる・やらないの判断をトップとして何を基軸にされているのか質問してみたかった。』など意見があがりました。
卓話の後、懇親会からご参加いただきました特別顧問の斉藤氏、顧問の八木氏、特別顧問の福川氏より塾生に向けて時勢を踏まえた迫力あるお言葉を頂戴し、その後は各班に先生が分かれ塾生と懇親を行っていただきました。塾生も先生方の貴重なお話を聞こうと身を乗り出して沢山の質問をしていました。
【懇親会風景】 【懇親会風景】
懇親会後、少人数で開催した塾生有志による塾長を囲む放談会では、スペシャルゲストに官僚の方をお迎えして議論が盛り上がり、ゲスト・塾生の交流はタイムリミット迄つづきました。
【放談会風景】 【ゲストの先生と塾長】
【事務局長コメント】
一流塾の第15期第3回も感染拡大防止策をとりながら、オンラインと会場のハイブリットで開催いたしました。講師の先生方のご苦労話は「一流塾でしか聞くことが出来ない」と塾生は感動していました。
また、ゲストの小池先生は13期14期とオンライン登壇だったので、久々の会場でのご登壇に塾生も大変よろこんでいました。懇親会からは特別顧問福川先生、同じく特別顧問の斉藤先生、顧問の八木先生もご参加され、熱のこもったお話をくださり、塾生は大変刺激を受けていました。更に放談会ではスペシャルゲストの官僚の方をお迎えし、塾生は放談会が楽しすぎました。次回も絶対参加したいと口々に話していました。
いよいよ来月は合宿研修です。きっと盛り上がること間違いなしです。