
一流塾(第17期)第10回が行われました
2025.03.13 更新
第10回 2025年3月11日(火)第17期 一流塾 卒塾式

2024年4月開講の第17期一流塾は、この第10回が最終回です。
第1部の講義には、斉藤惇氏(一流塾特別顧問、㈱KKRジャパン会長、前日本プロ野球コミッショナー、元㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO)、卒塾式には、第一講義から引き続き一流塾特別顧問の斉藤惇氏、一流塾顧問の八木洋介氏(㈱people first 代表取締役、元㈱LIXILグループ 執行役副社長)、同じく一流塾顧問の白石真澄氏(関西大学名誉教授)をお迎えしました。
第1部の講義では、『企業価値向上の経営』と題して、斉藤氏が講義を行いました。講義は世界と日本における課題を対比構造で検証する形で進められ、株主による企業統治によって企業改革が推進され、企業のエンタープライズバリューが向上し、株価も上昇する。その株価の上昇を利用して高齢社会問題を解決することについて言及されました。そして最後に、「世の中に絶対的に正しいことはない。できるだけベターを目指して進んで欲しい。」と塾生を鼓舞されました。
講義後には、第17期一流塾の卒塾式が開催され、一柳塾長、一流塾特別顧問の斉藤惇氏、一流塾顧問の八木洋介氏、同じく一流塾顧問の白石真澄氏からご祝辞を頂戴しました。
はじめに一柳塾長より、「一流塾で学んだことを是非、経営の場で活かしてほしい。一流塾での学びはまだ知識でしかなく、実践を通じて知恵に変えることで、より先を見据えたジャッジメントができるようになる。先が見えない時代の中で、枠からはみ出して横ぐしを張り、時代の先を読むことのできる人材(T型人材、できればπ型人材)になってほしい。そして“多長本動”(多角的・長期的・本質的・動態的)を実行してほしい。そして、リーダーになるための3つの要素(①夢・ビジョン、②知恵と情熱、③人間力)を忘れないでください。一度限りの人生、自分が納得できる有意義な人生を見つけてください。」と激励されました。

斉藤氏からは、「ノブレス・オブリージュという言葉があるように、社会的地位を得て力を持った人は優しく努める義務がある。弱い人に優しくできる強さを持ってください。」とお話し頂きました。また八木氏からは、「本物のリーダーになるため、自分自身の軸を大切にして欲しい。日本だけでなく世界を目指し、価値を生み出してほしい。」と塾生を鼓舞されました。白石氏からは「卒塾は一つの節目ではあるが、これからも一流塾で培ったネットワークを大切に、次なるステージで活躍していってほしい。」と述べられました。
講師陣のご祝辞の後、一柳塾長から塾生代表(総代)の森田敦子氏(㈱サンルイ・インターナッショナル 代表取締役社長)へ卒塾証書が授与されました。その後、森田氏が答辞を読みあげ、一柳塾長はじめ特別顧問・顧問の先生方、講師・特別ゲストの先生方への感謝、この1年間の一流塾での様々な学びや思い出、今後の更なる成長と社会への貢献への決意などを、想いのこもった言葉で伝えました。


卒塾式の後には懇親会が開かれ、これまでの学びや交流の想い出、経営者としてさらに成長したいという強い意欲など、互いの想いをぶつけ合い、講師陣も一緒になって熱心に語り合う場となりました。卒塾式では始めに皆勤賞の表彰があり、一流塾ゲストでもご登壇された文化勲章受章の絹谷画伯が描いた一柳塾長の似顔絵がラベルになっている世界で一つの“一柳ワイン”が皆勤賞の21名に贈呈されました。また、本年は全ての講義・懇親会と放談会に出席された旦尾氏(ハイテクインター株式会社 代表取締役社長)に完全皆勤賞として特製ペンケースとミニタオルが贈呈されました。その後、斉藤氏による乾杯のご挨拶が行われました。

次に、第17期の卒塾生組織の委員として、委員長に柳氏(㈱トーセキ 代表取締役社長)、副委員長に赤司氏(WHITE CROSS㈱ 代表取締役 CEO)、田渕氏(㈱タブチ 代表取締役社長)が選出され、満場一致で承認されました。檀上にあがった3人の委員は、卒塾後も第17期生の交流を盛り上げることを誓いました。
また、一流塾士会の運営メンバーも懇親会に参加され、塾士会会長の中井氏(中井エンジニアリング㈱ 代表取締役社長、第4期生)から、塾士会の活動のご紹介や今後の予定、入会のご案内などを、ユーモアを交えて現役生に伝えられました。その後、ご参加頂いた塾士会運営メンバーの皆様のご紹介がありました。

続いて、塾生による1分間スピーチが行われました。いずれの塾生も熱い思いで1年間の感想や学んだこと、今後の抱負などについてジョークを交えて語り、そのユーモアに溢れたスピーチに会場が笑いに包まれました。更にスピーチ優秀者には、先生方より直筆の色紙等をいただき選ばれた塾生は大変感激していました。


懇親会の後の有志を集めた第17期最後の放談会では、特別顧問、顧問の先生方にも引き続きご参加頂き、一流塾での思い出話に花を咲かせ、裃を脱いだ交流が遅くまで続きました。


【事務局長コメント】第17期の卒塾式が無事に行われました。「あっという間の1年でした」「一流塾ロスになりそうです」と塾生たちが感想を述べてくださり、とても嬉しく思っています。事務局としても一緒に走り抜けたこの1年、少し寂しい気持ちもありますが、卒塾しても一柳塾長の教え子ということは変わりません。たまに近況をお知らせ頂けると嬉しいです。
また、この1年間、一流塾を支えてくださった特別顧問、顧問、講師、ゲストの先生方、そして塾士会の皆様に心より感謝申し上げます。そして、第17期では21人の皆さんが皆勤賞を受賞されました! 塾生の皆さん、本当にお疲れ様でした。今回得られた知識と経験を、これからもぜひ活かしていってください。