一流塾(第17期)第5回が行われました
2024.09.12 更新
第5回 2024年9月11日(水)
第5回の一流塾では、講師に大西洋氏(日本空港ビルデング㈱ 代表取締役副社長執行役員、㈱羽田未来総合研究所 代表取締役社長執行役員、元㈱三越伊勢丹ホールディングス代表取締役社長)と坪田一男氏(医学博士(眼科学)㈱坪田ラボ代表取締役社長CEO、慶應義塾大学名誉教授、一流塾第15期生)を、懇親会の特別ゲストには白石真澄氏(一流塾顧問、ビューティ&ウェルネス専門職大学 理事長補佐、関西大学名誉教授)をお迎えしました。また懇親会には、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所顧問、東洋大学総長)、同じく一流塾特別顧問の斉藤惇氏(㈱KKRジャパン会長、前日本プロ野球コミッショナー、元㈱日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEO)、一流塾顧問の八木洋介氏(㈱people first 代表取締役、元㈱LIXILグループ執行役副社長)もご出席頂きました。
第1部では、『自分の思いを実現することで自らのキャリアを創る!!』と題して大西氏が講義を行いました。冒頭では、伊勢丹入社時から社長退任までの期間の10個の転機について、乗り越えてきた壁と、その中で培われた人間力を生々しく語っていただきました。また、様々な価値観が多様に絡み合う現代においては、知識や情報量よりも、『よくわからないもの』を理解しようとする力の重要性をお話しいただきました。塾生からは、「未来を予想する事が非常に難しい中でも、トップのビジョンが大切であるとのお話、心に響きました。」や、「明確なVISIONを持ち、示すことの重要性。また自分の柱を持つことの重要性が印象に残りました。」といった感想が寄せられました。
第2部では、『飛び出す人だけが成功する時代 GO OUT』と題して坪田氏が講義を行いました。講義では、これからは飛び出す人だけが成功する時代であると強調された上で、Comfort Zoneに留まることなく、自分の枠から飛び出す(Go OUTする)ためのT型戦略など、GO OUT理論をお話しいただきました。塾生からは、「自分の価値を最大化することがいかに大切か理解しました。一歩はみだせる勇気を持ちたいです。」や、「GO OUT= 居心地のいい環境・自分が得意とする領域から出て自分の可能性を広げるためのチャレンジや、坪田先生の原動力となっている『ごきげん』を追求する生き方について、その実践や結果も合わせてお話しいただいたことですごく説得力を感じましたし、一見限られた人のみにしか適合しない夢物語なのではなく、現実にチャレンジすることもできる方法論なのだと感じて勇気を頂いた気がしました。」などの感想が寄せられました。
懇親会では、一柳塾長による開会の挨拶と福川氏の乾杯の後、特別ゲストの白石氏から『アンコンシャス・バイアス~見えない偏見を打破する~』と題して卓話を頂きました。卓話では、アンコンシャス・バイアスとは、自分自身は気づいていない「ものの見方やとらえ方の歪みや偏り」のことであり、人の集合体である企業組織にも様々なアンコンシャス・バイアスが存在することや、アンコンシャス・バイアスにどのような対策を講じるべきかを、分かりやすくお話しくださいました。塾生からも「お話を伺い、自分自身にもまだまだ『気付かない偏見』にとらわれている場面が多いことを再認識できました。今後の多様性のために、そして成長のために、意識して偏見の排除に取り組んで行きます。」や、「ふと気づくと知らず知らずの内に自分の偏見により物事を見ている事を気づかせていただき、それを改善していきます。」などの意見があがりました。
卓話の後、特別顧問の斉藤氏、同じく特別顧問の福川氏、顧問の八木氏より塾生への激励を交えたお言葉を頂戴し、塾生からは、「斉藤先生の、データセンターを巡る国内動向は、私の現実の業務にも大いに参考になる非常に興味深いお話でした。」、「福川先生の、ケインズは『経済の停滞は経済学で分析できるが、経済の成長はアニマルスピリッツでしか説明できない』というお話しは非常に印象にのこりました。」、「八木先生の『人的資本経営』の本来の意味が理解出来た点、最後は働く人がどれだけ成長するかという意味では、経営者としてもっと自己研鑽しなければならないことを痛感しましたので、実行に移していきます。」という声があがっていました。また、一流塾卒塾生の組織「一流塾士会」より、公式交流会担当の下村氏(ハンナ㈱ 代表取締役社長 第13期生)も参加され、懇親会は大変盛り上がりました。
懇親会後、少人数で開催した塾生有志による塾長を囲む放談会では、自民党総裁選が過熱する中で、特別なゲストをお迎えして非常にホットな話題で盛り上がり、ゲスト・塾生の交流はタイムリミットまで続きました。
【事務局長コメント】第5回の一流塾は7月の合宿以来、二か月ぶり開催です。合宿で同期の仲もぐっと近づいたようで和気あいあいです。塾長や顧問、講師、ゲストの先生方の勢いのあるお話を聞く塾生の姿はなんだか背筋がピーンとなっているような感じ。
「一流塾でしか聞くことのできない話だ~」と塾生も感激していました。場所を変えての放談会には白熱している次期総裁選にちなんだシークレットゲストの登場に参加した塾生も沸いていました。後半戦もこの盛り上がりで頑張ってほしいです。