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一流塾(第12期)第9回講義が行われました

2020.02.15 更新

第9回 2020年2月12日(水)

 第9回の一流塾では、講師に魚谷雅彦氏(㈱資生堂 代表取締役社長 兼 CEO)と、㈱三井住友フィナンシャルグループ 取締役会長 國部毅氏を、懇親会の特別ゲストに白石真澄氏(関西大学 政策創造学部 教授)をお迎えしました。また懇親会には、一流塾特別顧問の福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所 顧問、東洋大学総長)と一流塾顧問の渡邊五郎氏(元三井物産(株)副社長)にもご出席頂きました。


 第1部では、『世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニーを目指して』と題して魚谷氏が講義を行いました。魚谷氏は冒頭、資生堂の社長就任時の覚悟を語られ、世界で品質の良さは高く評価されているものの「SLEEPING BEAUTY」と呼ばれていた資生堂の課題を見つけ出したエピソードをお話しくださいました。現場に赴き社員と向き合うことで本音の言葉を聞き出し、内向きだった企業体質・風土をお客様中心に考えるよう変化させ、その結果「買い続けたい」「満足感」「信頼感」というブランド価値を高めることになったと述べられました。加えて人の力が成長を牽引するとして、人材育成投資へのコミットメントやボトムアップの経営改革、更には人の心を動かすLeadershipなどについてもご紹介いただきました。塾生からは「本当の意味での企業のGLOBAL化の話が聞けて良かった。」「大企業でも中小企業でもトップの意思は重要だと感じた」といった声が上がりました。

 第2部では、『時代の一歩先へ~経営を担う皆さんへのメッセージ』と題して國部氏が講義を行いました。國部氏は時代が直面する大きな構造変化として、人口減少、世界情勢の変化、デジタル革命の進展と産業の地殻変動を分かりやすくご説明いただき、持続可能な社会の実現には民間企業の貢献が不可欠とお話しされました。また、中盤には金融の未来とSMBCグループの戦略として様々な業務の例を挙げながら、金融ほど、エキサイティングで、面白く、やりがいのある仕事はないとお話しされました。そして金融の未来は、銀行という形態にこだわらず、お客様のニーズに応えていくことが大切といただきました。最後に変化の時代に求められるリーダー像として、7つのポイントをお示しくださり、変化の時代だからこそ小手先のテクニックを駆使するのではなく、「正々堂々」が必要とお話しくださいました。塾生からは「「銀行のトップ」というイメージからかけ離れた自由な発想におどろきました」「銀行という枠組みにとらわれない考え方と戦略に感銘をうけました」といった感想が寄せられました。

 懇親会では、福川氏から乾杯のご挨拶をいただいた後、特別ゲストの白石氏から、『ダイバーシティの時代』と題して卓話を頂きました。白石氏は、人口減少、少子高齢化のこの時代には、女性活用だけではなく、高齢者、チャレンジド、外国人など多様性を包含した組織と多様な働き方が求められると語り、ダイバーシティ経営の効果と働き方改革の成功事例をご説明頂きました。そして、経営者は、コンサル頼みではなく、社員の声を聴き、それを活かしていくことが大切だと締めくくられました。その後の懇親会では、各テーブルで講師と塾生との交流が続きました。

 懇親会後の塾生有志による塾長を囲む放談会では、若手政治家の方にお越しいただき、日本経済の現状と政策についての深夜まで熱い議論が交わされ、裃を脱いだ交流で大いに盛り上がりました。

【事務局長コメント】
 第9回の一流塾も塾生は元気ハツラツです。今回初登壇の國部先生が思わず「体育会系!!」と叫ぶほど大きな声で立礼しています。塾長は「これが一流塾の礼節なんだ!」とこちらも負けずに叫んでいました。塾長にだんだん似てきた?と笑ってしまいました。次回はいよいよ卒塾式です。ちょっぴりさびしい気持ちもありますが、卒塾式で大きく成長された塾生の最後の1分間スピーチが今から楽しみです。

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