2024.09.25 更新

　一志会では、例会とは別に、会員有志が幹事となって、一泊の特別例会を企画・開催しております。今回は澤井氏（ダイキン工業常務執行役員）が幹事となり、2024年6月にオープンしたばかりのダイキン工業のゲストハウス（DAIKIN　AMICA　軽井沢）にて宿泊研修を実施しました。宿泊研修は、2018年2月２日₋3日のダイキン工業テクノロジー・イノベーションセンター（大阪府摂津市）視察・研修会以来6年ぶりの開催となりました。

　ゲストハウスは、軽井沢駅から車で10分程の緑豊かな森の中にあり、樹齢190年の栗の木が出迎えてくれました。旧細川邸の馬車回しをはじめ、かつて細川家の所有していた頃に植えられた桂並木や、この地に住んだ西洋人が植えたとされる木々が現存し、歴史の流れを感じられるところです。
　20室のゲストルームは、それぞれ趣が異なり、すべてに自然を存分に取り入れるテラスや大きな窓が設けられており、室内にいながらも軽井沢の自然と一体化でき、季節を楽しめる工夫がいたるところに配されていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　施設見学の後は、会議室に移動して討議をしました。
はじめに、㈱ミクニの生田久貴氏から『海外対応について』のプレゼンテーションを頂きました。インドにおける新たな市場機会や日本のものづくりを強調しつつ地域ごとの戦略を重視されていることなどを語ってくださいました。
次に、㈱ANA総合研究所の山本ひとみ氏から『人材開発について』お話頂きました。人材開発のキーワードや、チームワークと個々の能力発揮が求められていることや、社員1人1人の成長促進やキャリアアップ支援に向けたシステムの導入などについてお話くださいました。
最後に、ダイキン工業㈱の澤井克行氏から『イノベーション対応について』お話頂きました。CVC（コーポレート・ベンチャー・キャピタル）設立と海外市場における空調ビジネスの展開についてお話くださいました。それぞれのプレゼンターとの活発な質疑応答もあり、最後は一柳が総括をまとめあっという間に予定の時刻となりました。

　会議室での討議の後は、立派な雰囲気のダイニングルームに移動して懇親会を開きました。初めに、プレゼンテーションされた３名に貢献賞として、オリジナル折り畳み傘が贈られました。続いて、会員の皆さまから近況報告のスピーチをいただき、立派なスピーチをした石井氏と梅田氏に一柳から賞を贈られました。美味しい食事に加えて、ダイキン工業㈱の十河会長から希少な赤ワインと白ワインのご提供もあり、みんなの気分も一層高まりました。更に、ラウンジでの２次会も全員でくつろいで、夜遅くまで懇親が続きました。

　今回の特別例会は、都会の残暑から解放されて、爽やかな秋空の下、きれいな空気に癒されました。心身ともにリラックスできる環境で、いつも以上にメンバー間の会話が弾み、交流を深めることができました。会員からは、「今回の特別例会では同じメンバーの企業経営や取り組みについてじっくりと聞くことができ、理解が深まりとても刺激になった」や「今後の取り組みにとても参考になる内容だった」等の感想も聞かれました。また、ダイキン工業のスタッフの方々のこまやかなホスピタリティと素敵な笑顔に参加者全員が感動しておりました。本当にありがとうございました。