構想エネルギー21研究会エネルギー産業構造の変革期が訪れようとしています

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当社社長一柳が代表を務める構想エネルギー21研究会の施設見学会を実施しました

2023.10.16 更新

 当社社長一柳が代表幹事を務める構想エネルギー21研究会は、当研究会会員企業の大阪ガス株式会社の大阪市此花区に所在するカーボンニュートラル技術の研究開発拠点「Carbon Neutral Research Hub」の見学をしました。当研究会の見学会は2003年から開始して今回で19回目となります。

【大阪ガス研究所の概要説明風景】

  同社では、「2050年カーボンニュートラル実現」とそれまでの徹底したCO2排出量削減に向けた研究開発を加速するためにDaigasグルー内での技術連携に止まらずアライアンスパートナーとの共同研究を推進して、様々なカーボンニュートラル技術の実験設備を拡充しています。
今回は、都市ガスのカーボンニュートラル化に向けた水素と二酸化炭素からメタンを合成するキーテクノロジーのメタネーション技術を中心に見学しました。同社では、これにより顧客が使用している既存機器・設備をそのまま活用しながら、円滑にカーボンニュートラル化を進めることを目指します。

【メタネーション説明風景】

 様々な技術についての説明を受けましたが、主要な項目は以下の3件です。
①メタン合成時の排熱を有効利用した高エネルギー変換効率を実現する革新技術(超高効率SOEC(固体酸化物を用いた電気分解素子)メタネーション)の開発
②同社のバイオメタネーション技術と他社の触媒メタネーション技術を用いて再生可能
エネルギー由来の水素と生ごみを発酵させて製造したバイオガスをメタネーションにして従来設備や機器を利用したサプライチェーン構築を目指す実証事業
③酸化鉄を循環させながら燃料や水、空気と反応させることにより、水素、排熱利用による発電、高濃度CO2を取り出すことが出来る技術

 以上の意欲的な取組みについて現在の進捗度や今後の課題などを詳しく学ぶことが出来ました。今後我が国の2050年カーボンニュートラル実現に向けた具体的選択肢の幅を広げるものとして大いに期待が持てます。また、参加会員企業のメンバーにとっても「自社のカーボンニュートラルを推進するうえで多くのヒントを貰いました。」との声が多くありました。

【懇親会会場にて】

 その晩の懇親会では、当研究会とのお付き合いについて各人の想いのご披露が有り、ユーモアも織り交ぜた会話で大いに盛り上がり、改めて親交を深める良い機会となりました。

 翌日の14日に、世界最大級の明石海峡大橋の塔頂300mまで登るブリッジワールドに参加しました。建設途中で淡路阪神大震災に遭遇しましたが幸いにも主塔の倒壊を免れたことなど色々な苦労話を聞き感銘を受けました。それと共に長さ4kmの36,830本のピアノ線を撚り合わせた交換不可能なメインケーブルを200年持たせるという壮大なプロジェクトが現在進行中であると聞き、日本の最新の橋梁技術の高さに勇気づけられました。必見に値する建造物です。

【塔頂での集合写真】

 今回の見学会で大変お世話になりました大阪ガス㈱並びに本州四国連絡高速道路㈱の皆様に改めて御礼申し上げます。

【大阪ガス研究所前での集合写真】
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