構想エネルギー21研究会エネルギー産業構造の変革期が訪れようとしています

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当社社長一柳が代表幹事を務める構想エネルギー21研究会は、施設見学会を実施しました

2024.07.23 更新

 2024年7月19日当社社長一柳が代表幹事を務める構想エネルギー21研究会は、当研究会参加企業の三井不動産株式会社の中出部長様のご紹介により、2019年4月からサービスを開始しました「日本橋エネルギーセンター」を24名にて見学しました。サービス内容は、電気。冷熱(冷水),温熱(蒸気、温水)等のエネルギーを、エリア面積約15万㎡日本橋地区の約20棟のビル(延床面積約100万㎡)に供給するものです。事業主体は、三井不動産㈱と東京ガス㈱の共同出資の「三井不動産TGスマートエナジー㈱(以下「同社」という)であります。なお、今回見学しました施設は原則撮影禁止でありますので、詳しい設備内容等は、同社HP(https://www.mftg-smartenergy.co.jp/)をご覧になって下さい。

 はじめに、中出様から詳しい説明を受けました。
2011年の東日本大震災後の計画停電を経験し、都市防災力を強化しBCP(Business Continuity Plan)をサポートする必要性を痛感し、大都市のビルの地下にエネルギープラントを設置することになりました。この施設の主な特徴は以下の通りです。
・日本で初めて、既存市街地に自立分散型電源による電気を供給
新築ビルだけでなく、歴史的建造物を含めたエリア全体に電気を供給します。また、発電時に発生する熱も余すことなく活用し、「エネルギーの地産地消」を進めます。
・非常時においても電気・熱を供給し続け、経済活動の停滞を回避
災害などにより系統電力において停電が発生した場合にでも、コ・ジェネレーションシステム(CGS)を稼働。エリア内のオフィスや商業施設の業務活動をサポートします。
・環境性能の向上でCO2を30%削減
当施設のCGSは、世界最高クラスの発電効率約49%を達成。発電時の熱も余すことなく利用するため、全体では約76%のエネルギー効率を実現。全体でCO2を約30%削減。

 続いて、室温40℃超える地下の施設を見学しました 。中出様の丁寧な説明と共に参加者との質疑応答により稼働状況の理解を深めることが出来ました。参加者からは「東京のど真ん中にこんなに立派な電気・熱の供給システムがあるとは驚いた。」或いは「三井不動産の長期展望を持った街づくりの姿勢は素晴らしい。」などの声を聞きました。改めて、中出様並びに今回サポートを頂きました皆様に感謝申し上げます。

 見学会後には、昔からある近くの「街の洋食屋」を貸切り、美味しい料理に舌鼓を打ちながら、賑やかに色々な議論の花を咲かせました。中には「この研究会が9月に終了するのは残念です。」との声もありました。

【中出氏を中央に集合写真】
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